はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
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17年2定 議運 卒業式DVD販売問題で横山美奈議員を6/20召喚決定

 6月8日、議会運営委員会が開かれ、陳情付託案件の審査と横山美奈議員による逗子小学校卒業式の動画DVD販売問題について協議しました。

陳情の審査結果は以下の通りです。また、横山美奈議員問題は次回6/20の議会運営委員会で、横山美奈議員が謝罪と説明を申し出たこともあり、召喚することを決定しました。

■議会運営委員会の構成9人 ◎委員長 田中(公明党) 〇桐ケ谷(自民党)   丸山・八木野(自民党) 高野・匂坂(市政ク) 橋爪(共産党) 加藤(維新ク) 松本(あした)

【陳情の審査結果】

陳情第14号 議会活性化推進協議会への市民参加に関する陳情 ×全会一致不了承

日本共産党は、本会議場の国旗掲揚を押し付けることは反対!

陳情第1号 市議会定例会開催中、本会議において国旗を掲揚することの陳情 〇賛成多数で了承

★松本寛議員の継続動議に対する賛否

○継続賛成3 橋爪(共産党) 松本(あした) 加藤(維新ク) 

×継続反対5 桐ケ谷・丸山・八木野(自民党) 高野・匂坂(市政ク) 

★陳情に対する賛否 賛成多数で了承

○賛成6 桐ケ谷・丸山・八木野(自民党) 高野・匂坂(市政ク) 加藤(維新ク)

×反対2 橋爪(共産党) 松本(あした) 

【橋爪明子議員の反対討論】

 ただいま議題となりました陳情第1号「市議会定例会開催中、本会議場において国旗を掲揚することの陳情」について、日本共産党を代表して反対の立場から討論に参加致します。平成11年に「国旗及び国歌に関する法律」が制定され、日の丸を国旗とすることについて、法律の根拠が与えられました。我が国は法治国家であります。当然、日本共産党は現行憲法を擁護し、法律を尊重する立場でもあります。みなさんもご存じのように、「国旗及び国歌に関する法律」は、国旗の掲揚や国歌斉唱を国民に義務付けた法律ではありません。法律の国会審議においても、憲法第19条の思想・良心の自由を尊重すべきということから、国民に対して強制、強要はしないとされました。

 議場への「国旗」掲揚は、市民の間にも意見が分かれるものと考えます。それは「内心の自由」に関わる問題だけに、市民的に合意・理解も必要不可欠ではないでしょうか。そして、市民から選ばれた議員は、そのことをよく理解し、慎重であるべきであります。陳情者は、過去に本市議会が陳情2件を了承したにもかかわらず、それを怠り、不作為と言っていますが、それは市議会に対するまったく誤解か、または、認識の不足から生まれたものではないでしょうか。本市議会は、過去において「陳情」が求めた了承、不了承という判断を行ない、その面では誠実に対応をしたものであります。しかし、その具体化は、当時の議長のもとで、議会運営委員会におけるルール、規則に基づき、合意に至らなかったに過ぎません。

陳情者の方は、市民から選ばれ、送り出された議員に対し、法律にもない、国も求めてもいない「国旗」掲揚を多様な価値観と思想・信条をもって行動している議員に多数の判断をもって従わせろと言っているように受け止められます。非常に乱暴なご意見を一方的に押し付けるものでもあります。戦後、民主主義のもとで逗子市議会が何世代、そして長年にわたり、法律を守るという法令遵守の姿勢、激しい意見の対立もありながら、自ら決めた議会運営ルールと「会議規則」などを守り、これまでの歴史を築いてきました。その結果、今日、市民からの信頼を得てきたと考えています。陳情の内容は、その逗子市議会の歴史の歩み、ルールを無視し、さらには個々の議員の「内心の自由」を侵しかねないような陳情となっています。わが党はその意見に到底同意できないものであります。以上の事から、陳情第1号に反対するものであります。

陳情第12号 議会報告会の定期開催を求める陳情 ×賛成少数で不了承

★松本寛議員の継続動議に対する賛否

○継続賛成1 松本(あした)

×継続反対7 橋爪(共産党) 桐ケ谷・丸山・八木野(自民党) 高野・匂坂(市政ク) 加藤(維新ク)

★陳情に対する賛否 賛成少数で不了承

○賛成3 松本(あした) 高野・匂坂(市政ク)

×反対5 橋爪(共産党) 桐ケ谷・丸山・八木野(自民党) 加藤(維新ク)

【横山美奈議員のDVD販売問題】

 横山美奈議員問題について、調整協議が行われ、本人の召喚を決めました。横山議員が所属する会派「あしたの逗子」の松本寛議員は、前回は「不適切だ」と言って、取り扱うべきだとないと主張していました。しかし、今回、横山議員本人が謝罪と説明をしたいと申し出たことから、松本議員は前言を翻し、議会運営委員会において、本人から弁明をさせることを認めた結果、全会一致で召喚すること決めました。