5日、教育民生常任委員会の付託案件審査が行われ、日本共産党は、他会派と共同して修正案を提出しましたが、賛成少数で否決されました。
日本共産党は、県から市へ権限移譲される墓地条例の審議では、素案段階から事前に調査を行ない、市が実施したパブリックコメントなどの意見を踏まえ、修正案を作成して提案しました。採決の結果は1票差で否決、原案が可決しました。現在、沼間4丁目に墓地計画が持ち込まれ、周辺住民からは反対陳情も提出され、議会の決議も行なわれてきました。これらの声に応えて、市が墓地造成において、周辺住民の住環境を守れるような条例の制定が強く求められていました。
【修正案】 内容は以下のとおりです。
①第6条第1項中「その理解を得ように努めなければならない」を「その同意を得るように努めなければならない」と改めるものです。このことによって、逗子市まちづくり条例の条文規定の表現をあわせるものです。
②第10条第2号ア(ア)中「50メートル」を「75メートル」に改めるものです。具体的には住宅からの距離(墓地造成を禁止する区域)をより離すことによって、公衆衛生や住環境への影響を考慮し、とくに周辺住民の理解を得られるようにしたものです。
【修正案の賛否】 提案者 岩室年治(共産党) 加藤秀子(無会派)
○賛成4 岩室(共産党) 加藤(無会派) 匂坂(市政クラブ) 原口(市民自治)
●反対5 岡本・丸山(自民党) 田中(公明党) 毛呂(みんな) 横山(円)
【原案の賛否】 賛成多数で可決
○賛成5 岡本・丸山(自民党) 田中(公明党) 毛呂(みんな) 横山(円)
●反対4 岩室(共産党) 加藤(無会派) 匂坂(市政クラブ) 原口(市民自治)
【墓地条例の関連資料】