池子米軍住宅建設反対! 憲法9条を守ろう10.21神奈川県集会メッセージ
長島一由市長のメッセージ
本日は、池子米軍住宅建設反対! 憲法9条を守ろう10.21神奈川県集会へお招きいただきありがとうございます。本来ならば参会してご挨拶を申し上げるところですが、あいにく所要により出席できませんので、集会の開会にあたりメッセージをお届けします。
池子米軍家族住宅追加建設問題については、横浜市が正式に受け入れ、先日、日米合同委員会で合意されましたが、ここで逗子市の近況をご報告いたします。
本市は、去る9月17日に、この問題で国を提訴いたしました。
逗子市は、94年11月17日に国及び神奈川県との間において、池子の森における米軍家族住宅建設事業に関して、国が、横浜市域も含めた池子の森において、今後米軍家族住宅の追加建設の計画はないことなど、33項目にわたる諸条件を含む5項目のいわゆる「三者合意」を取り交わしたことをうけて、854戸の米軍家族住宅の建設を受け入れた経緯があります。
訴訟は、逗子市及び横浜市にまたがる池子の森において、「三者合意」に基づき、国が、米軍家族住宅を追加建設してはならない義務があることを確認すると共に緑地の現況を変更してはならない義務があることを確認するための訴訟であり、このことによって、現在進行している国の米軍家族住宅追加建設計画の違法性と無効を確認し、同計画の白紙撤回を求めるものであります。
私は、国による計画が発表されて以来この違法・無効な米軍家族住宅の追加建設計画について、再三白紙撤回を求めてまいりました。しかし、国は、その声を聞く姿勢を示さず、今なお、その計画を止めようとしていません。
このような逗子市の状況を是非皆様方に深く理解していただくことを、切に願うものであります。
終わりに、本大会のご成功とご参会の皆様方のご健勝を心からご祈念申し上げ、挨拶といたします。
2004年10月21日
逗子市長 長島 一由
