はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
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市立中学校給食実現を目指す会 総合計画(基本計画)案に対する意見書を提出しました。

給食-08

総合計画(基本計画)案に対する意見書

2008年3月3日

平井竜一市長様

                  市立中学校給食実現を目指す会(「会」)

                         代表  加藤 秀子

総合計画基本計画案(「案」)に対する意見

 「会」としは、教育委員会の「中学校給食は必要」という認識が示され、その後の市長選挙では「中学校給食の検討」を掲げられた平井竜一市長が誕生し、その後具体化されるものと考えていました。しかし、市民の側からも積極的な取組みが必要だと考え、この間、「会」を結成し、様々な取組みをすすめてきました。

昨年の市議会第3回定例会には、「市立中学校完全給食早期実施に関する陳情」を提出し、教育民生常任委員会で全会一致了承された上で、本会議では委員会の総意で提出された「市立中学校完全給食早期実施を求める決議案」が可決されました。

2月18日には、「逗子市立中学校への完全給食早期実施を求める陳情書」を教育長と市長宛に5116筆の署名簿を提出しました。

以上の内容は、以下のとおりです。

 

●平井竜一市長の選挙公約 (選挙公報より)

「中学校給食の検討」

●教育委員会の見解 (教育長の答弁より)

3つの柱で話をすると①食育の充実、②栄養のバランス、③働く女性の増加による子育て支援、この3点から中学校給食を具体的に検討する必要があると考える。

● 逗子市議会の決議 (「市議会だより」より)

 「市立中学校完全給食早期実施を求める決議案」の要旨

① 市立中学校への完全給食の早期実施。

② 実施に向けた検討会議の設置。

③ 子どもたちに配慮した余裕のある昼食時間が確保できるよう、時間割の見直し。

● 「逗子市立中学校への完全給食早期実施を求める陳情書」の要旨

① 逗子市立中学校への完全給食を2008年4月目指して早期実施すること。

② 給食調理場は防災の観点からも地域の台所として活用するためにも「自校方式」にすること。

③ 現在の著しく短すぎる昼食時間割を、他府県に習いお昼休みと合わせても最低60分程度を確保することを前提とした時間割の変更を直ちに実施すること。

 

 今回の改定は、2007年から2014年の8年間の計画となっています。しかし、残念ながら「案」では、8年間にわたり長期期間の検討を続けるものと記述されていました。

総合計画の計画的なまちづくりと行政の継続性は大切だと考えていますが、特に重要なことは4年に一度ある選挙を通じて、直近の市民の願いを受け止めた市長の選挙公約がどのように具体化されるかが重要ではないでしょうか。

市長の公約とは、実現可能性の高いものを有権者に示し、負託を受けたものです。それを軽々に扱うことは、市長と行政の信頼を損なうものです。

また、他自治体では、中学校給食の検討は、1年程度の検討を経て実施に移されています。このような長期間にわたる検討を示すようなことはありえません。

平井竜一市長の公約(マニュフェスト)を実現するそのため、以下のとおりに変更すべきと考えています。

①「2014年度目標」の部分に全く記述がありません。そのため以下のように変更してください。

市立の全小中学校で完全給食の実施。また、アレルゲンの除去食と代替食の提供を図る。

②「取組み」の部分について、中学校完全給食の早期実施を前提にした具体化を記述すべきだと思いますので、以下のように変更してください。

中学校完全給食は、自校方式を基本にした具体的な方式や費用・設備の検討を進め、施設の整備を図り、市内全中学校での完全給食早期実施を図る。