はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
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休館中の逗子市郷土資料館が、臨時で市民へ公開されました。

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 12月22日、逗子市郷土資料館が臨時で公開され、市民が訪れていました。逗子海岸を見下ろす山の中腹に建つ資料館は、大正元年(1912年)に横浜の実業家の別邸として建築されました。逗子市は市制30周年記念事業で開館した建物であり、解体撤去ではなく、保存と活用を行なう考えです。しかし、財政危機の中で、100年超える建物を維持管理、改修するにしても投資する財源を確保できません。そのため資料館に保管展示している文化財を移転、建物については民間による再生と利活用をめざすとしています。

色褪せた展示物、35年前にタイムスリップ

 郷土資料館の開設から35年、多くの市民が見学し、逗子市の文化に触れることができた場所です。しかし、厳しい財政事情から十分な予算措置もされてこなかった事と、さらに深刻さを増した財政危機は、前市長の下で資料館の休館を決め、再開の目途も立たず、廃止となろうとしています。現在の状況は、展示物も色あせて、開館時のままのようです。この施設で文化財を保存展示を続けるには難しいことは明らかです。

 一方、資料館からの眺めは、今も素晴らしく、頂上には古墳が2基もあり、逗子海岸は文学者との関わりに多く、歴史と文化と自然に恵まれた場所です。今後、公園と建物は残るわけで、多くの市民が関心をもってもらい、市の建物・文化財の保存・維持管理などの取り組みへの協力が必要となっています。※蘆花記念公園内の倒木では、脇村邸裏の大木は処理ができない状況にあります。

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