はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員

20年2臨時 議案審議の結果 新型コロナ対策関連予算を可決

09c_2013

 5月15日、本会議の審議が行われ、以下の通りとなりました。

《5/14 本会議》

【報告】

①報告第5号 専決処分の報告 [損害賠償の額の決定]

【議案】

議案第33号 専決処分の承認 [損害賠償の家具の決定] ◎全会一致可決

議案第34号 専決処分の承認 [令和2年度逗子市一般会計補正予算(第1号)] ◎全会一致可決

議案第36号 逗子市市税条例の一部改正 ◎全会一致可決

《5/15 本会議》

【議案】

みんなで乗り越える新型コロナ対策基金を創設

議案第35号 逗子市みんなで乗り越える新型コロナウイルス感染症対策基金条例の制定 ○賛成多数で可決

○賛成14 共産党2 自民党4 立憲ク3 市政ク2 公明党2 ネット1  

×反対2  真無所属2

議案第37号 逗子市国民健康保険条例の一部改正 ◎全会一致可決

 

新型コロン対策、中小零細業者へ応援給付金10万、全ての一人親家庭に3万円給付、地域医療センターにPCR検査場設置へ

議案第38号 令和2年度逗子市一般会計補正予算(第2号) ◎全会一致可決

【岩室年治 賛成討論】

ただいま議題となりました議案第38号 令和2年度逗子市一般会計補正予算(第2号)らついて、日本共産党を代表して、賛成の立場から討論に参加いたします。

 まず、この機会に新型コロナウイルス感染症対策の最前線にいる医療関係者に対し、市民の健康と生命を守る取り組みに本当に感謝申し上げます。また、この間、本市の厳しい財政運営の中で、コロナ対策に取り組み、行政の業務を停滞させることなく続けている市長並びに職員の皆さんに感謝申し上げます。新型コロナウイルス感染症の被害は、人類への新たな脅威となって、人類に襲いかかり、すでに世界で感染者は430万人を超え、死者は30万人に達しています。国内では感染者が1万6千人を超え、逗子市内で3人、池子基地で2人、国内の死者は700人を超え、政府の対応の遅れ、判断もあり、事態は進み、緊急事態宣言が延長され、自粛に対する十分な補償がないことから、国民は我慢しがたい、負担が強いられる状況が生まれてきました。そして、この状況のもとで、逗子市としての「コロナ対策関連予算」として、補正予算が提案されています。

コロナ問題は、社会経済への影響は、より深刻な事態をつくり、営業再開への目途も絶たず、倒産と廃業への選択が迫られている事態も生まれています。また、学校の臨時休業も継続していることから、児童生徒の教育への影響も心配されています。国の特定定額給付金給付事業が、やっと申請書の配布準備が進められようとしています。一日早く市民の渡るよう、支給できるように効率的に業務を進められるようお願い致します。

逗子市は、この間、財政破綻とも言える事態の中で、市民と市職員の理解と協力のもとで、市長を先頭に取り組み、財政調整基金を積み立て、財政再建の道筋を作ってきました。しかし、今回の感染症問題への対応で、財政調整基金を取り崩し、「みんなで乗り越える新型コロナウイルス感染症対策基金条例」を制定し、ある程度の長期化も見込み、財源から見れば短期・中期的な規模となっています。基金制定は、行政判断として、少なくとも「コロナ対策」が継続していくことを示すものと理解しています。条例制定では、残念ながら反対者もおられましたが、コロナ対策の取り組みを進めるうえで、現実の補正予算では、委員会審査と同様にコロナ基金への積立金も必ず認めていただけるとものと考えています。コロナ対策は、基金の制定を軸に、その基金の設立だけでなく、予算、財源の許される範囲で、市単独の支援制度もつくり、必要であれば、制度の継続を図ることにつながり、基金財源は市民の命と暮らしを守る取り組みが大きく期待されるものであると捉えています。

★経済・商工

 具体的には、神奈川県の制度に対し、市独自で「逗子市新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」の制度をつくり、20万円の協力金を交付する取り組み。もう一つは、「逗子市中小企業者等事業継続応援給付金」による支援として、個人事業主に対し、10万円の応援給付金を交付する取れ組みが予算化されました。

★福祉

 次に、国の制度として、「子育て世帯への臨時特別給付金支給事業」が実施されます。また、市独自の「ひとり親家庭等特別支援給付金支給事業」の制度をつくり、ひとり親で頑張っている方の対象者1人につき3万円を給付する取り組みも行われます。県内でも多くの自治体が同様な制度を作っていますが、児童扶養手当の対象者に絞られています。本市の場合、対象をすべてのひとり親家庭に広げたことは、歓迎されるものと判断しています。

★医療

次に、感染症予防事業について、逗葉医師会の協力のもとで、逗葉地域医療センターへのPCR集合検査場を設置と運営に対する予算化も図られました。検査場の設置は、これからの感染拡大、第2波、第3波も想定される中で、検査体制が作られることになったわけです。行政、葉山町、地元医師会などの協力のもとで、市民が安心できる体制づくりをすめられるようにお願い申し上げます。

最後に、コロナ対策の新たな制度も作られ、取り組まれことになります。すでに全戸に「逗子市役所からのお知らせ」が新聞折り込みされています。市議会の議決によって、「正式に決定となります」と掲載されていましたが、今日、この本会議の結論をもって、新制度の内容について、本格的に周知を進めることになります。今、市民の多くが、行政からの一早い情報提供を求めていることは間違いありません。現状の職員体制、限られた体制を考えれば、社協や商工会、金融機関などの協力も得て、制度の周知を進め、今、本当に困難にある、直面している市民に対し、行政から手を差し伸べて下さる事を求め、討論を終わります。

 

議案第39号 令和2年度逗子市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) ◎全会一致可決