はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
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「湘南の凪」居宅介護事業所が1.4億円の不正受給、市は返還請求

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 7月31日、市議会の全員協議会が開かれました。今回、緊急に市長報告された内容は、社会福祉法人「湘南の凪(なぎ)」が運営する居宅介護事業所「地域生活支援サービス事業所」が、介護給付費1億4457万円を不正に受給したとして、8月10日付けで神奈川県の指定を取り消されたことつにいて、市長から経過、今後の対応についての報告がありました。橋爪・岩室両議員からも、「湘南の凪」への指導、そして利用者への対応などについて質しました。

 逗子市は、「湘南の凪」が運営する地域生活支援サービス事業所(以下「生活支援事業所」)に対し、2008年4月から21012年3月までの4年間に支払った介護給付費1億955万円と、加算金3130万円については返還を請求することを明らかにしました。また、その中から国と県へ返還することになります。

 「湘南の凪」が運営する逗子市と葉山町の6箇所にある知的障害者ケアホームの入居者に対し、「生活支援事業所」からヘルパーを派遣しているように報告、実際は派遣せず、「居宅介護サービス提供実績記録票」を改ざんし、不正に請求し受領していたものです。また、「生活支援事業所」は、逗子市の「移動介助支援事業」を受託していますが、これも不正請求があって、返還を求めた上で、委託契約を解除するとしています。

 逗子市、市民にとって、市内で障がい児、障がい者のため活動し、各施設も整備されて発展し、長年にわたり信頼されてきた社会福祉法人が起こした不祥事について、ショックは大変大きいです。逗子市は利用者保護の立場から、サービス利用者に支障が生じさせないため、他の事業所などへ円滑にサービスが移行できるように神奈川県と協力し、指導していくとしています

以下は、全員協議会で配布された資料です。