はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
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東京芸術座の「蟹工船」を鑑賞しました。

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  9月4日、練馬区文化センター(写真下)で東京芸術座の「蟹工船」を鑑賞しました。原作は小林多喜二、25歳の作品です。1968年の初演を演出した方は、東京芸術座を結成した村山知義氏です。小林多喜二とは、戦前から活動を通じて、友人であり同志でもありました。この間、逗子や横須賀の市民劇団の演劇を見る機会がありましたが、市内在住の座員の方から「是非見てほしい」と声をかけられ、東京まで出かけました。

 当時の極寒の海に浮かぶ「蟹工船」は奴隷工場で、その劣悪な労働環境は最悪、ストライキに立ち上がる労働者の姿は、頭で考えるのではなく、身体から感じる怒りからの行動に見えました。ラストシーンの国民を守るべき軍隊が、実は労働者に銃をむけてしまい、資本家を守る姿は、その軍隊の本質を表すものでした。

今 、時代が変わり、日本は高度に発達した資本主義社会です。昔も今も資本主義社会の本質は変わっていないものだと強く思いました。そして現代社会で唯一の救いは、現時点では自衛隊が国民に銃を向けていないことです。

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