はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員

12年3定 議会運営委員会 陳情の審査結果

 5日、午後から議会運営委員会に付託されている陳情審査を行ない、以下のとおり結果が出ました。欠席は傷病のため田中議員(公明党)1名がいます。

陳情第31号 逗子市議会における「地方自治法違反状態」の速やかな解消を求める陳情 ○全会一致了承  

※「陳情」で指摘されている「違反状態」とは、議会推薦の監査委員1名が選出できていない問題です。監査委員1名の選出方法は、議長のもとで各会派との調整を行ない、全会派・議員の同意のもとで推薦されるのが「慣例」となっています。ところが調整が不調のため市長へ推薦できない状態となっています。議会推薦の監査委員は、議会内から1名を選ぶため、その選考は非常に難しい場合があります。そのため長期間にわたり空白期間がつくられたケースもあります。現在、議長のもとでその努力が継続されています。日本共産党は4年間の任期中に議会三役(正・副議長・監査)は1回とした方が公平な人事となるため、選出判断の基準の原則として考えた上で、一部例外を除き個別案件ごとに判断しています。

陳情第4号 逗子市議会の定数削減に関する陳情  ▲全会一致の継続審査  

※日本共産党は、議会内の議会活性化推進協議会において、全会派と継続協議していることから、陳情を継続しています。

陳情第19号 逗子市議会議員が、市外の地方選挙や国政選挙に鞍替え出馬する際は、速やかに議員辞職を求める陳情 ○賛成多数で了承。

○賛成  丸山・岡本(自民)、菊池(無所属の会)、長島・匂坂(市政クラブ)、塔本(円)、原口(市民自治)

●反対1  岩室(共産党)

※日本共産党は、立候補も議員辞職も、その時期について、政党公認の方以外は本人が判断すべきものと考えています。市議会の意思として、その時期や判断について良い、悪い、早くしろなどと決めるべき問題ではないと考えています。そのため「陳情」の願意は理解しながらも、「陳情」には反対しました。この問題の対応としては、議員辞職をする本人が、市民、有権者に対し、十分な理解を得る努力をされることです。国政に進出される場合でも同様です。

 逗子市では議員が任期途中で辞職している例は多くありました。その多く方は市長選挙に立候補されていました。その際、1つ目の方として、議員を続けながら立候補をして、そのため失職する形。二つ目は市長選挙の際に同時に補欠選挙ができるように配慮し、辞職する本人の後継者を意識し、その時期を考えて辞職する場合がありました。どちらにしても、市民全体を考えるより、支持者と相談とた上で、それぞれの議員が自らの政治的な判断を優先して決められています。また、市長選挙以外では、地元の県会、また、近隣市の市議を辞職して市長に就任した例は過去にあります。その場合、約半年間近くも、他市の議員活動をしながら逗子市長の選挙準備、事前の活動が行われていました。そのことを考えると逗子市民は、過去、このような問題では寛容でした。