はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
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武雄市 市立図書館の指定管理者制度導入「蔦屋書店」へ (ツタヤ図書館)

10月16日は、武雄市の市立図書館(写真)が指定管理者制度ほ導入し、DVDレンタル会社の大手企業が随意で受注、その経緯と取り組みについて説明を受けました。視察は早朝9時から開館した図書館を訪問し、説明会場に案内され、すぐに市長から直接説明を受ける機会が与えられました。他の自治体は担当職員から説明ですが、全国的に注目を集め、観光バスも訪れる図書館であることから、市長の力の入れ方が明らかに違いしました。

 

  市長(写真)はこれまで静まり返った図書館ではなく、また、休館日が多い図書館を変えたいと考え、民間を導入することが一番望ましいと判断し、教育委員会や図書館協議会の意向ではなく、市長のトップダウンによって、強引に指定管理者による経営と運営を任せることを判断したと説明されていました。また、市長は図書館でコーヒーを飲みながら本を閲覧、読書ができる環境を作りたかったと話され、実際に「スターバックス」の店舗が館内にありました。

  九州の地方都市として、周辺自治体にはなく、大都市圏とも変わらない環境を移す点では成功し、周辺自治体からも訪れる利用者が多くみられるようです。 逗子市の場合、公有地も狭くて確保できる面積も限られた環境にあります。武雄市と比較し、その環境と条件を考慮すると、そのまま武雄市の真似を逗子市がしても仕方がないわけです。平井市長は市立図書館を直営から指定管理者へ移行させ、その受け皿に「パブリックサービス」考えているようです。しかし、その内容は「非常勤職員」から「パブリックサービスの社員」に身分が変わるだけです。図書館の在り様が変わるわけではありません。図書館の高い公共性を考えた場合、指定管理者制度導入は慎重にすべきだと考えました。また、指定管理者制度導入し、その利点を生かして進めるなら、施設の整備と運営について、同時に検討すべきではないでしょうか。 ※↓DVDレンタルコーナーと商店街にある図書回収箱

■市内の商店街にある返却ポスト