はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員

14年臨時会 市長の拒否権で小6までの医療費無料の条例が廃案に

09c_10292月28日、平井竜一市長から議員提出議案第10号逗子市小児の医療費の助成に関する条例の一部改正する条例(以下「議員提出議案第10号」)について、地方自治法第176条第1項に基づいて「再議書」が提出され、再審議が求められました。

3月3日に議会運営委員会が開かれ、臨時会の日程予定が決められ、翌日の4日(会期1日間)に招集され、本会議の即決で採決されることになりました。

3月4日、本会議では、改めて議員提出議案が審議され、市長から「再議書」の説明が行われた後、岩室議員と橋爪議員が質疑に立ち、その後、橋爪議員が討論を行ないました。

  表決(記名投票)では、過半数の10人が賛成しましたが、残念ながら再議決に必要とれる出席議員の3分2、13人の賛成者に達することができず、廃案となりました。今回の表決では自民党3人と逗子無所属の会2人の計5人は態度を変え反対しました。

○賛成10  岩室・橋爪(共産党)2 加藤・高谷(維新クラブ)2 奈須・原口(市民自治の会)2 高野・長島・匂坂(市政クラブ)3 松本(無会派)1

●反対9 高野・田中(公明党)2 横山(円)1 真下・岡本・丸山(自民党)3 菊池・君島(逗子無所属の会)2 塔本議長

※定数20 欠員1で現職19人、再議の場合は、議長も投票します。

市長は、議員提出議案第10号が廃案となったことから、改めて追加議案として、「議案第31号 逗子市小児の医療費の助成に関する条例の一部改正について」が提案されました。5日の本会議で即決案件として上程され審議され、全会一致で可決されました。

今回、日本共産党・維新クラブ・市民自治の会が共同提案した議員提出議案第10号は、残念ながら廃案となりましたが、日本共産党の公約でもある「小6までの小児医療費無料化」の実現をめざし引続き取り組んでいきます。