はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員

県池子を守る会が、南関東防衛局へ計画撤回を申し入れる

 7月3日、池子米軍住宅建設に反対し、遊休米軍基地の無条件返還、みどり・平和・自治を守る会(以下「県池子を守る会」)が、追加建設計画の撤回と基地返還を求め、南関東防衛局長へ申入れを行ない、岩室・橋爪議員が参加しました。

 最初に「県池子を守る会」の事前に申し入れた要請に対し、南関東防衛局から回答がありました。南関東防衛局は、横浜市域171戸の追加建設計画は、あくまでも根岸住宅の移設が目的であり、米軍基地の機能を維持し、安定的な運用を図るためにも必要であることが強調されました。また、平成26年度は設計経費の7億5400万円を計上し、現時点で総事業費は明確にできない。今後、「基本配置計画案」に対する横浜市の意見を聞いた上で、正式に「配置計画」を策定し、横浜市のアセス条例(環境影響評価)の手続きを5年ぐらいの期間を掛けて、住宅建設計画を進めると説明がありました。

また、要請行動の参加者から質問と意見では、計画案では、南関東防衛局からは、米軍住宅の大きさは一戸あたり面積は、約150平米、寝室が3つのタイプと4つのタイプがあり、当初の700戸や前の計画案385戸から171戸に減っても、住宅が3階建から2階建に変更されただけで、開発面積が縮小されることはない。米軍の住宅不足700戸には変更がないし、横浜市域の追加建設は根岸住宅地区の移設分であると回答がありました。

 参加者からは「貴重なみどりを破壊し、計画戸数が減りながら、開発面積も減らず、関連施設も新たつくることは納得できない」「既存の池子米軍住宅に余っている戸数もあるようだし、国民の税金で作る以上は無駄なものであれば、作る必要はないし、米軍が本当に必要としてるのか、確認すべきだ」など、今回の計画に対する疑問が多数出されました。

 岩室・橋爪議員からは、逗子市域に係るトンネル部分の取扱いと横浜市のアセス条例について意見と質問をしました。南関東防衛局からは、配置計画案では、切り盛の土砂を減らすために現在あるトンネルは埋まることになる。米軍は横浜市域の米軍住宅は、逗子側とコミュニティが違い、新設のトンネルは緊急時にしか使用せず、日常的には使わないと米軍から説明を受けている。また、工事車両の通行は、①六浦駅前ルート、②三信住宅ルート、③逗子ルートの3ルートから決めることなると説明がありました。