はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
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佐倉市 耐震診断助成・補強工事助成、空き家バンクについて

7月27日、党議員団と維新クラブの合同で、千葉県佐倉市(写真・本会議場)に「耐震診断助成・補強工事助成」と「空き家バンク」について行政視察を行ないました。

■耐震診断助成・補強工事助成について

 佐倉市は平成14年に「佐倉市災害対策条例」を制定し、支援策として「耐震診断補助と補強改造工事補助」を始め、対象を昭和56年5月31日以前の建物としてきました。平成21年度からは「マンション耐震診断補助」を創設(対象は20件程度見込む)、相談は3件、実績はありません。平成25年度からは、耐震診断補助の対象について、旧耐震でなく平成12年5月31日以前の建物、新耐震まで拡大。その理由は、新耐震基準以前の建物について、一部に倒壊する危険性がある建築物があることから、要綱の「改正」したということでした。また平成25年度には「耐震補強リフォーム工事補助」と「耐震シェルター設置のリフォーム補助」の制度を創設しています。

 現状の耐震化率は約84%、平成18年度の「耐震促進計画」策定において、旧耐震の建物を課税台帳と建築確認申請などを活用し把握。平成27年度は国の統計である住宅供給調査を活用し、策定の改正を進めていると説明を受けました。

■空き家バンク

 佐倉市住生活基本計画を策定し、空き家対策の一つとして「空き家バンク」を始めています。平成25年度に空き家調査を実施、53000戸の内、その約4%、2100戸が空き家の状況を把握し、山梨市を参考に、広報、ケーブルテレビ、町内会の回覧、ポスター、チラシ配布を実施、インターネットで公開し、賃貸・売買、貸し手と売り手、借り手と買い手の登録を進め、契約実績は賃貸が6件となっています。これまでに業者の媒介もなく、不動産市場に出回っていなかった物を掘り起し、提供することになります。市外からの希望者もあって、今後も取組みを充実させていきたいと説明を受けました。