はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員

15年4定 教育民生常任委員会付託案件の審査結果

0669 12月4日、教育民生常任委員会が開かれ、議案5件、陳情7件(継続含む)の審査が行われ、以下の通りとなりました。

※委員長 横山(あした) 副委員長 田幡(公明党) 

委員…岩室(共産党) 菊池・桐ケ谷(自民党) 長島(市政ク) 毛呂(展望逗子) 高谷(維新ク)

療育・教育の総合センター工事契約、地域医療センターの指定管理、国保料の値上げ計3件が否決されました。

【議 案】

議案第67号 工事請負契約の締結について[仮称・療育・教育の総合センターの改修工事] ×賛成少数で否決

○賛成2 共産党1 維新ク1

×反対5 自民党2 公明党1 市政ク1 展望逗子1

議案第68号 逗葉地域医療センターの指定管理者の指定について ×賛成少数否決

○賛成2 共産党1 維新ク1

×反対5 自民党2 公明党1 市政ク1 展望逗子1 

議案第75号 逗子市国民健康保険条例の一部改正について ×賛成少数で否決

○賛成1 維新ク1

×反対6 共産党1 自民党2 公明党1 市政ク1 展望逗子1

■岩室議員の反対討論

議案第75号 逗子市国民健康保険条例の一部改正について、反対の立場から討論に参加致します。国保料は、この間、県単位化に向けて、県内の国保料にあわせるようにする方針のもとで、応能応益比率が7対3であったものを、平成25年度に65対35に変えました。当時、市当局からは、3年毎に応能応益比率を見直すとしてきました。ところが、26年度も結果として値上げとなり、連続の値上げとなりました。今回の改正は、さらなる値上げとなる応能応益比率の見直しで、6対4にしていこうとするものです。市は、今回の改正にあわせて、法定軽減については、6割、4割となっていたところを、7割、5割、2割とする見直しが図られることは理解するところであります。しかし、この数年にわたる連続的な値上げは、国保に加入する市民の方の多くが、低所得層に多いことを考えれば、影響は大きく、より慎重であるべきであります。以上のことからも、今回の値上げ提案について、多くの市民の理解は得られないものと判断し、条例「改正」に反対するものです。

議案第77号 平成27年度逗子市一般会計補正予算(第6号) ◎全会一致可決

議案第78号 平成27年度国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) ◎全会一致可決

【陳 情】

年金削減反対は否決、介護従事者の処遇改善や私学助成の拡充は継続に、逗子市議会には届かぬ市民の切実な願い。

陳情第25号 介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現を求める陳情 ▲賛成多数で継続審査

★長島委員(市政クラブ)の継続動議に対する賛否

△継続賛成6 市政ク1 自民党2 公明党1 展望逗子1 維新ク1

▲継続反対1 共産党1

■岩室議員の賛成討論

 陳情第25号 介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現を求める陳情について、賛成の立場から討論に参加致します。本市の高齢化率は3割を超え、それに伴う介護を必要とする方たちも増え、介護施設は、特養、老健、デイサービスなど介護施設も多くあり、そこで働く職員も大勢おられます。 しかし、介護従事者に対する勤務環境、処遇の改善は進まず、離職者も増え、さらに介護分野を担う職員を養成する学校も減る状況にあります。 このような中で、将来的にも安定した人材の確保、人材を養成する上では、現状の介護従事者に対する処遇改善を早急に取り組み、あわせて環境整備をすすめるべきと判断し、陳情に賛成するものです。

陳情第28号 年金削減を取りやめ、マクロ経済スライドの廃止、最低保障年金制度を求める陳情 ×賛成少数で不了承

○賛成1 共産党1

×反対6 自民党2 公明党2 市政ク1 展望逗子1 維新ク1

■岩室議員の賛成討論

 陳情第28号 年金削減を取りやめ、マクロ経済スライドの廃止、最低保障年金制度を求める陳情について、賛成の立場から討論に参加致します。年金制度は、現在受け取られている方も、将来受け取る世代の私たちにとっても、現状の年金制度では、安心して暮らせるものではなく、その維持さえ難しくしています。「陳情」でも述べられているように、マクロ経済スライドは、その仕組みによって、年金制度の維持をうたいながら、その年金を30年間も引き下げ続けるものとなっています。マクロ経済スライドは、速やかに廃止し、抜本的な制度の見直しをすべきであります。また、日本国憲法第25条では、国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。この立場から考えても、制度の仕組みは、憲法違反と言うべきものです。以上のことから、陳情に賛成し、国に意見書を提出すべきと判断致しました。

③ 陳情第35号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情 ▲賛成多数で継続審査

★桐ケ谷委員(自民党)の継続動議に対する賛否

△継続賛成6 自民党2 公明党1 展望逗子1 維新ク1

▲継続反対1 共産党1

■岩室議員の賛成討論

 陳情第35号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情について、賛成の立場から討論に参加致します。欧米の諸外国から比較しても、日本の教育環境は低い水準にあって、さらに全国の中でも神奈川県は、教育環境の悪さは劣悪です。公立、私立を問わず、すべての子供たちが豊かな教育環境で、十分な教育を受ける環境づくりを、行政として真剣に取り組むことが求められています。しかし、陳情や添付資料でも紹介されていますが、現状では、国と県の私学助成に対する取り組みは、期待に応えることができていません。陳情が求めているように、私学助成の拡充を図られるべきと判断し、陳情に賛成するものです。あわせて、陳情第36号についても、同様の趣旨から賛成であることを申し添えておきます。討論を終わります。

陳情第36号 国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情 ▲賛成多数で継続審査

★桐ケ谷委員(自民党)の継続動議に対する賛否

△継続賛成6 自民党2 公明党1 展望逗子1 維新ク1

▲継続反対1 共産党1

【閉会中継続審査案件の陳情】

平成27年陳情第15号 平成28年度における「重度障害者医療費助成制度継続」についての陳情 ▲賛成多数で継続審査

★菊池委員(自民党)の継続動議に対する賛否

△継続賛成6 自民党2 公明党1 展望逗子1 維新ク1

▲継続反対1 共産党1

平成27年陳情第16号 平成28年度における「慢性腎臓病(CKD)及び生活習慣病対策」についての陳情 ▲賛成多数で継続審査

★田幡副委員長(公明党)の継続動議に対する賛否

△継続賛成6 自民党2 公明党1 展望逗子1 維新ク1

▲継続反対1 共産党1

平成27年陳情第17号 平成28年度における障害児者・透析者を含む移動困難者に対する「通院支援」についての陳情 ×賛成少数で不了承 

○賛成1 共産党1

×反対6 自民党2 公明党2 市政ク1 展望逗子1 維新ク1