はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
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11年4定 君島議員の質問をめぐり処分要求書提出される。(19日まで会期延長)

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  12日、本会議の君島雄一郎議員(無所属の会)の一般質問を発言において、「侮辱された」として、加藤秀子議員(無会派)と高谷清彦議員(みんなの逗子)から「君島雄一郎議員に対する処分要求書」が提出されました。

 続いて君島雄一郎議員からも「加藤・高谷両議員に対する処分要求書」が提出され、本会議は紛糾し、長時間にわたり一日空転しました。

議会運営委員会で、会期延長と「懲罰特別委員会設置」を決める。

 議会運営委員会が開かれ、処分要求書に基づき、懲罰特別委員会の設置と委員定数と委員構成をきめました。また、会期を6日間延長して19日までとしました。今回設置された懲罰特別委員会は、正副議長と当事者3名を除き、15名で構成し、翌日の13日に本会議にはかり、委員会を開催することを決めました。

懲罰特別委員会の判断は、3名とも懲罰を科さないことを決めました。

 13日、本会議で、3名から処分要求の趣旨説明と弁明を行ない、あわせて懲罰特別委員会の設置を決め、議長から委員が指名されました。その後、正副委員会の互選を行ない、委員長に奈須和男委員、副委員長に塔本正子委員が選ばれました。

 午後から審査に入り、本会議と同様に3名から処分要求について、趣旨説明と弁明が行われました。

 日本共産党は、言論の府である議会が、自由闊達な発言が保障される一方で、節度をもった発言を行ない、品位を維持する立場から、3名に対し、質問しました。

採決の結果は以下のとおりです。

★君島雄一郎議員に対する処分要求の件

毛呂武史議員(みんなの逗子)から「懲罰事犯に該当し、陳謝の懲罰を科すべき」との動議が提出され、採決の結果は賛成少数で否決でした。

 討論は、橋爪議員は「陳謝の懲罰を科すべき」との立場から行ない、菊池議員は動議に対し、「懲罰を科すべきでない」と討論を行ないました。

○賛成4    毛呂、橋爪、岩室、原口

●反対10 真下、丸山、高野毅、長島、匂坂、塔本、横山、田中、菊池、松本

 

★加藤秀子議員に対する処分要求の件

岩室年治議員から「懲罰事犯に該当しないので、懲罰を科すべきでない」との動議が提出され、採決の結果は賛成多数で可決、懲罰を科さないとなりました。

○賛成12 岩室、橋爪、毛呂、原口、真下、丸山、高野毅、長島、匂坂、塔本、横山、田中

●反対2  菊池 松本

 

★高谷清彦議員に対する処分要求の件

岩室年治議員から「懲罰事犯に該当しないので、懲罰を科すべきでない」との動議を提出し、採決の結果は賛成多数で可決、懲罰を科さないとなりました。

○賛成12 岩室、橋爪、毛呂、原口、真下、丸山、高野毅、長島、匂坂、塔本、横山、田中

●反対2  菊池 松本

【用語解説】

「処分要求」とは…地方自治法第133条「議会の会議又は委員会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる」となっています。処分とは懲罰を科すことを求めることで、懲戒処分は戒告、陳謝、7日以内の出席停止、除名となっています。