前進座創立85周年特別公演「怒る富士」 医療生協の演劇鑑賞会に参加。
7月30日、横須賀文化開館大ホールで前進座の公演があって、医療生協の皆さんが鑑賞券の普及に取り組み、市内から多くの方が来られ、岩室議員も鑑賞しました。
原作は新田次郎、内容は五代将軍綱吉の時代、富士山が噴火し、山麓の村々が灰に埋まり、田畑が壊滅した中で、窮乏を訴える農民に寄り添う武士。一方で幕府は、全国から集めた莫大な救援金を、ほとんどを大奥の改修などに使い、さらに幕閣は派閥抗争に明け暮れる中で、自らの命を懸けて公儀に異を唱え、救済に求めた武士の物語です。残念ながら、最後に武士は切腹させられてしまいます。時代は変われど、未曽有の大災害を前にて、見て見ぬふりをする権力者たちの醜さは、今も変わりありません。主人公が選んだ道、それは多くの命を救うために、自らの命を懸けて、信念を貫く姿勢でした。観劇した多くの人が感動したと思われます。
