はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員

横山美奈議員に対する強制わいせつ事件について、日本共産党と維新クラブが申し入れる

 8月18日、横山美奈議員(会派は「あしたの逗子」 代表は松本寛議員)に対する強制わいせつ事件について、テレビ番組で大きく取り上げられたことで、多くの市民からも問い合わせや意見が寄せられています。そのため日本共産党と維新クラブは、菊池俊一議長に対し、事実関係を確認する上で、議会運営委員会において、横山美奈議員から説明を求めるように要請しました。

 8月4日、テレビ朝日の「スーパーJチャンネル」の番組で、逗子市議会の議会役職をめぐり、一部の議員・会派の7人が集まりを持ち、小料理店で飲み、二次会のカラオケ店において、男性議員から横山美奈議員が身体を触られ、キスもされた強制わいせつ事件があり、被害者である横山美奈議員が男性議員に対し、刑事告発したことが報じられました。番組では横山美奈議員自身も出演し、被害を訴えていました。

 この問題は、4月すでに神奈川新聞にも大きく報じられていましたが、本人と男性議員は匿名となっていました。その時点では、この事件に全く無関係の日本共産党・維新クラブ・市政クラブが議長へ口頭で申入れをしていました。その内容は訴えている女性議員に対し、事情の説明を議長が受けるように要請しました。菊池俊一議長は、事態の深刻さから、すぐに両者へ対応してもらえました。しかし、両者の主張は大きく異なり、被害者の横山美奈議員自身が、議会の対応を望んでいないと報告されました。そのため議会、公の場で本人からの説明はされていません。

 今回も、菊池俊一議長は、速やかに対応してもらい、申し入れた当日には、正副議長が本人に会い、テレビ取材と内容の経緯、議会運営委員会で事情の説明をする考えがないのか?と確認してもらいました。しかし、本人の話では、この問題について、「警察からも何にも話さないように言われている」「テレビ番組の取材と出演については、弁護士として相談し、話させる部分を選び、さらに番組内容を確認して、取材に応じたものだ」ということです。また、議員が知りたければ弁護士を通じてほしいと言うことです。

 日本共産党は、逗子市議会で発生した強制わいせつ事件について、事実なら市民から信頼を失墜させる事件と捉えています。日本共産党の役職人事の対応は、議員の経験年数などを考慮し、議員・会派が平等に適切な時期に役職の任に努められるように、他会派と協議し、対応してきました。今回のような飲酒が伴うような場で協議したり、わいせつ行為を前提に対応したことはありません。

 今回の問題点は、①女性議員に対する卑劣な強制わいせつ行為、②議会の役職人事をめぐり、一部議員によって飲酒の場において談合できめられている実態なとが一部明らかにされました。しかし、残念ながら、被害者本人から議会への報告、説明もされない中では十分な対応はできません。過去にも、特定議員でしたが、女性議員に対する恫喝事件(裁判所で「和解」が成立)、委員会視察中の暴力事件(書類送検)、議会内でのセクハラ発言が相次いで発生したきたことからも、逗子市議会の品位を保持し、高い倫理観をもって取り組む必要性を強く求められています。