はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
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葛飾区(東京) 小学校跡地への病院誘致の取り組み

11月11日、日本共産党と維新クラブの共同で葛飾区の病院誘致について視察を実施しました。葛飾区は人口45万人、財政規模は一般会計で約1800億円です。映画「男はつらいよ」や漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」で描かれ、また、名所が多くあります。

病院誘致への経緯と取り組みは、平成20年~23年度に区政策・施策マーケティング調査を実施、「区内での治療や入院体制に対する満足度」が毎年30%台と低い傾向がわかり、平成24年度に策定した葛飾区基本計画(平成25年~)で「区内医療環境の充実」を掲げ、区内の医療需給状況等の調査を実施、地元医師会との計10回の意見交換を行ない、平成25年度に区の医療圏において642床の病床不足が公表され、公募による民設民営の病院誘致する方針を決定、6月に公募、選定委員会の審査を経て、9月に最優秀提案者を決定。10月に「覚書」を取り交わし、平成26年3月に「協定書」を締結。平成27年6月に50年間の定期借地権契約。10月に工事着工し、平成29年5月1日オープンをめざし建設と準備をすすめています。

医療圏の空きベット642床の内、新病院が確保できたのが56床であったことから、その場合の想定もしながら、進出病院が既存病院から一部ベットを移転させた部分とあわせて、最終的に169床を確保し、開院を予定しています。

■区の財政負担  月額支払賃料789万円を行政の施策上の効果と地域貢献度などを考慮し、開設以降50%減額としている。

■新病院の概要  ベット数は169床 将来的には240床。  構造は鉄骨造の9階建て、延べ床面積15000㎡、診療科目は内科、循環器内科、外科、心臓血管外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、皮膚科、放射線科、リハビリテーション科、麻酔科、救急科。