宜野湾市 市民健康づくりの取り組み (教育民生常任委員会視察)
１１月１６日は、宜野湾市の市民健康づくりについて伺いました。沖縄県は長寿県として知られていますが、近年は低下し、厚労省の「2010年都道府県別生命表では、沖縄県の女性の平均寿命は87．02歳第3位、男性は79．40歳で第30位（2005年25位）1985年頃から平均寿命が低下し、特に20歳から65歳以下の青壮年層で脳出血や心筋梗塞、慢性肝疾患・肝硬変など生活習慣病の死亡率が高く、若い世代の肥満予防と生活習慣病対策の必要性が指摘されています。また、野菜や魚中心の食事から、肉食やファーストフードなど食生活の変化が大きな要因とされています。
宜野湾市では、「健康宜野湾市21（第2次）計画」に目指す姿を「全ての市民が心身とも
にいきいきと暮らせる都市」と位置付け、肥満予防・生活習慣病予防対策の取り組みが進められています。その一つが、ウォーキングです。市内を5コースにマップを作成し、推進員を中心に普及、年1回のウォーキング大会は今年10回目の開催となっています。
また、独自の健康体操「美らがんじゅう（ちゅらがんじゅう）」はDVDを作成し、普及に取り組んでいます。美らがんじゅう体操コンテストは、自治会や学校、医療関係やスポーツチームなどが団体で参加し、昨年は、テレビ番組でも紹介されていると伺いました。
動きが早く、私には、正直難しい体操でしたが、大変リズミカルで楽しい体操です。
午後は、那覇市立病院を視察しました。
昭和55年5月に開設され、470床。主な診療科は、内科、外科、放射線科、皮膚科、整形外科、脳神経外科、精神科、リハビリ科、泌尿器科、産婦人科、小児科など多数です。
この日は、外来中央待合ホールで無料血糖測定が行われ、肥満や糖尿病などの指導や啓発活動が行われていました。市役所内に新しく設置される未病センターでも積極的にこのような取り組みをして頂くよう求めたいと思います。
写真は職員の方の許可をいただいて撮影させていただきました。
