はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員

16年4定 教育民生常任委員会付託案件の審査結果

12月5日、教育民生常任委員会付託案件の審査結果は以下の通りです。

■委員会の構成 委員長は高野(市政クラブ) 副委員長は桐ケ谷(自民党) 丸山(自民党) 田中(公明党) 加藤(維新クラブ) 根本(展望逗子) 横山(あしたの逗子) ※写真は田越川と水鳥

【議 案】

015①議案第66号 逗子市放課後児童クラブの指定管理者の指定 ◎全会一致可決

議案第67号 逗子市行政手続における特定の個人ほ識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正 ◎全会一致可決

【橋爪明子委員の賛成討論】 

  ただいま議題となりました議案第67号 逗子市行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について反対の立場から、討論に参加いたします。社会保障・税番号制度について、わが党は、情報漏えいやプライバシーの侵害、なりすましなどへの懸念、費用対効果、国民の理解が得られていない中での制度導入に反対の対場であり、28年度以降の予算に対しては、条例が議決された事に伴う予算執行として認めてきました。

今回の改正は、重度障害者手当の事務執行の為の改正ですが、制度に反対の立場から、反対するものです。

福祉会館の10割減免廃止、福祉活動団体へ新たな負担求める条例改正に対し、全会一致否決!

議案第71号 逗子市福祉会館条例の一部改正 ×全会一致否決

【橋爪明子委員の反対討論】

 ただいま議題となりました議案第71号 逗子市福祉会館条例の一部改正について、反対の立場から討論に参加いたします。市内の社会福祉事業に関係する団体等が福祉活動をするために使用する場合、現行では10割減免されていますが、条例改正では5割減免とし新たに、利用料負担を求める内容となっています。「受益者負担の適正化」が理由とされていますが、福祉会館は、他の公共施設とは異なり、「市民の福祉の推進と福祉活動の育成発展を図る」ため設置された施設です。施設の目的を考えれば、福祉活動団体の利用に、受益者負担はそぐわないものと判断し、反対するものです。

1億5千万円の値上げとなる国保料の改正案、昨年に続いて全会一致否決!

議案第72号 逗子市国民健康保険条例の一部改正 ×全会一致否決

【橋爪明子委員の反対討論】

 ただいま議題となりました議案第72号 逗子市国民保険条例の一部改正について、反対の立場から討論に参加いたします。

 国民健康保険料は、平成25年度に応能割・応益割を70;30から65;35に改定し、以後3年ごとに改定する方針が示されました。しかしながら、翌年の26年度にも改定が行われ、28年度の改定については、議会は否決した経過があります。 今回の改定は、応能割・応益割を60;40に変えるもので、応益割を増やす事は、所得に関係なく保険料負担が増えることから、家計を圧迫するものと捉えています。 国保の加入者は、年金生活者、自営業、アルバイトやパートなどの不安定雇用者が中心です。アベノミクスの経済効果は、一部の企業や投資家にはあったとしても、一般庶民の生活は、依然厳しく、市税収を見ても、市民の暮らしが好転したとは言い難い現状と認識しています。軽減割合を6割・4割から、7割・5割とし、新たに2割軽減としていますが、低所得者の負担が増える事に変わりありません。

 生活が苦しいとき、更に追い討ちをかけるように保険料の値上げはするべきではありません。 高い保険料に加え、医療費の窓口負担は、市民の受診抑制につながり、病気の重症化や医療費の増額などの悪循環につながることが懸念され、命と健康を守る立場から、保険料値上げにつながる改正は認めることはできません。また、保険料改定の理由として、医療費の増加などによる、一般会計からの繰り入れを主な理由としていますが、25年度をピークに一般会計からの繰り入れは減少しています。市側は、一般会計の繰り入れを限りなく減額するために、医療費が減少しても、保険料を改定する方針は変わらない考え方を示し、その一方で、医療費適正化の取り組みでは、具体の疾病分析は現在作成中、取り組みの目標設定もなく、効果判定も明確にできないなど、戦略的かつ積極的な取り組みとは言い難く、保険料値上げありきの改定と判断するものです。今、行政に求められていることは、保険料の値上げではなく、病気の重症化予防、検診受診率向上など、従来の延長にとどまらない施策を積極的に行い、病気の早期発見、早期治療の施策を重視し、健康長寿の街に向けて取り組むことが急務と考えます。そして、健康長寿の街にしていく取り組みが、医療費抑制につながるものと判断し、条例改正に反対するものです。

議案第73号 逗子市教育研修所設置条例の一部改正 ◎全会一致可決

議案第74号 平成28年度逗子市一般会計補正予算(第5号)中付託部分 ◎全会一致可決

議案第75号 平成28年度逗子市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) ◎全会一致可決 

議案第76号 平成28年度逗子市介護保険事業特別会計補正予算(第1号) ◎全会一致可決

【陳 情】

0144陳情第22号 介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現について国への意見書提出を求める陳情 ▲委員長採決で継続審査

★加藤委員の継続動議に対する賛否

○継続賛成4 加藤(維新ク) 桐ケ谷(自民党) 匂坂(市政ク) 根本(展望)

×継続反対4 橋爪(共産党) 丸山(自民党) 田中(公明党) 横山(あした)

※橋爪委員は、陳情に賛成の立場から、継続動議に反対しました。

【橋爪明子委員の賛成討論】

 ただいま議題となりました陳情第22号 介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現について国への意見書提出を求める陳情について、賛成の立場から、討論に参加いたします。介護を必要とする市民が、安心して介護が受けられるように、介護施設などの安全・安心な職員体制や介護現場で働く労働者の処遇改善は、国の責任で行われるべきものであり、処遇改善を国に求める陳情を理解し、賛成するものです。

陳情第24号 人間らしい生活の保障を求める意見書の採択を求める陳情 ×賛成少数で不了承

○賛成1 橋爪(共産党)

×反対7 桐ケ谷・丸山(自民党) 匂坂(市政ク) 田中(公明党) 加藤(維新ク) 根本(展望) 横山(あした)

【橋爪明子委員の賛成討論】

 ただいま議題となりました陳情第24号 人間らしい生活の保障を求める意見書の採択を求める陳情について、賛成の立場から討論に参加いたします。度重なる生活保護基準や扶助費、加算などの切り下げが行われ、更に政府は、見直しによる引き下げを検討しています。生活保護基準は、人間らしい生活を維持するために最低限必要費用を保障するものであり、引き下げを行うことは、国民生活全体を切り下げる事につながりかねません。無年金者や、母子家庭など、実質保護基準以下の生活を余儀なくされている低所得者の現状があることから、保護基準を引き下げるという考えもあるようですが、保護基準以下の暮らしの底上げこそが必要と考えています。憲法が保障する、人間らしい生活を保障することは、政治の果たす役割であることから、陳情を理解し賛成するものです。

陳情第25号 「若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書」の提出を求める陳情 ×賛成少数で不了承

○賛成2 橋爪(共産党) 加藤(維新ク)

×反対6 桐ケ谷・丸山(自民党) 田中(公明党) 匂坂(市政ク) 根本(展望) 横山(あした)

【橋爪明子委員の賛成討論】

 ただいま議題となりました陳情第25号 「若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書」の提出を求める陳情について賛成の立場から討論に参加します。年金額の実質低下に加え、消費税増税、物価上昇、住民税や保険料負担で高齢者の生活は大変厳しいものとなっています。また、若者にとっても、年金制度への不安があることからも、安心できる年金制度の確率は急務であり、年金制度の改善を求める陳情に賛成するものです。

陳情0198 (2)第27号 小中学校における交通費に関する陳情 ○賛成多数で了承

○賛成5 橋爪(共産党) 匂坂(市政ク) 加藤(維新ク) 根本(展望) 横山(あした) 

×反対3 桐ケ谷・丸山(自民党) 田中(公明党)

【橋爪明子委員の賛成討論】

ただいま議題となりました、陳情第27号 小中学校における交通費の支給に関する陳情について、賛成の立場から討論に参加いたします。市内公立学校に通う児童生徒への交通費の支給について、国基準では、小学校4キロ、中学校6キロが徒歩圏内となっていますが、通学路は、平地ばかりではなく、山坂などの立地条件も勘案する必要があり、我が党としても以前から、交通費助成を求めていることから、陳情の願意は理解できるものです。よって、陳情に賛成し、教育委員会にその対応を求めるものです。

陳情第28号 国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情 ○委員長採決で了承

○賛成4 橋爪(共産党) 匂坂(市政ク) 加藤(維新ク) 根本(展望)

×反対4 桐ケ谷・丸山(自民党) 田中(公明党) 横山(あした)

陳情第29号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情 ○委員長採決で了承

○賛成4 橋爪(共産党) 匂坂(市政ク) 加藤(維新ク) 根本(展望)

×反対4 桐ケ谷・丸山(自民党) 田中(公明党) 横山(あした)

【閉会中継続審査案件の陳情】

平成27年陳情第25号 介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現を求める陳情 ≪陳情取り下げ≫

平成28年陳情第15号 平成29年度における透析治療への通院困難者に対する「通院支援」についての陳情 ▲継続審査

★匂坂委員の継続動議に対する賛否

○継続賛成7 匂坂(市政ク) 桐ケ谷・丸山(自民党) 田中(公明党) 加藤(維新ク) 根本(展望) 横山(あした) 

×継続反対1 橋爪(共産党)

※橋爪委員は、陳情に賛成の立場から継続動議に反対しました。

平成28年陳情第17号 平成29年度における「慢性腎臓病(CKD)及び生活習慣病対策」についての陳情 ▲継続審査

★横山委員の継続動議に対する賛否

○継続賛成5 横山(あした) 匂坂(市政ク) 田中(公明党) 加藤(根本) 

×継続反対3 橋爪(共産党) 桐ケ谷・丸山(自民党) 

※橋爪委員は、陳情に賛成の立場から継続動議に反対しました。